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宅配弁当か、家事代行か、もしくは訪問料理教室か?!


以前、一般の方からお問合せがありました。

「自宅に来て、糖尿食を作っていただくことは可能でしょうか?

また、糖尿病食の献立を指導していただくことはできないでしょうか?」

お電話でお話を聞くとこの方は

50代の主婦で、ご両親とだんなさま、お子様と5人暮らし。

ご両親は要介護で、自分が糖尿病と診断されてしまい、糖尿病用にカロリーコントロールされた弁当の宅配サービスを紹介され、何度か頼んでみたが、これから一生これを注文するのか、と疑問を持たれたとのことでした。

独居で、料理もできない、なら宅配弁当も有効かもしれない。

でも、家族の食事を作るのに、自分だけが宅配弁当というのは、少し違和感。

さらには病院で栄養指導を受けたけれど、交換表がどうだとか、難しいことを言われて

よくわからなかった。とのこと。

いくつかの「なんとかできないか」と思うポイントがありますが、

そのポイントとポイントをつなぐ連携がうまくできないのが現状なのかな、と感じます。

病院での(来院型)の栄養指導は月1回が保険適用範囲。

そして訪問栄養指導の医療保険適用は「通院が困難な患者」が対象となります。

とは言え、通っている病院での医師の指示をもとに栄養指導を受けていただくことは

ぜひやってほしい、そこで具体的な献立の立て方や作り方も教えてくれるはずなので

利用してほしい、とお話をしました。

わたしの方では、こういった方を事業でサポートできないものかと考えたくなります。

関東で家事代行サービスをされている企業にヒアリングをしてみました。

家事代行で訪問する家政婦さんが糖尿病食や減塩食を料理するようなサービスの可能性について伺いました。

・確かにシニア層の顧客が多い

・糖尿病食や減塩食は宅配弁当を案内している

など可能性は感じられているものの

・現状家事代行サービスは料理よりも掃除の方がニーズが多い

・料理代行を注文される方も毎日、ではなく週1回程度の頻度なので

 栄養バランスよりは「その時家にある食材で」「食べたいものを作ってほしい」を重視される

・家政婦に栄養知識がない、もしくは個人差があるので標準化するのに時間がかかる

特に大手では、一人の潜在ニーズを商品化するまでには時間がかかるようです。

医療・介護・地域。そして企業が連携して日本の健康を守っていけるよう、

こうした小さな声を大切にしていきたいです。

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